種ヶ島

いろいろなエッセイを書いてます。

母の日 と 父の日 は必要ありません


スポンサーリンク

「母の日」と「父の日」って必要あります???
意味は分かりますが、「母の日」っていう名前に違和感があります。

「母の日」と「父の日」を止めて、『感謝の日』にすれば良いと思います。

*********************
朝日新聞 2017-05-06 13面「声」
母の日を前に母のない子を思う
福島県 主婦 (78)
~~中略~~ 教師だった夫は、母のない子が1人でもクラスにいたら母の日の作文は書かせなかったそうです。母代わりとなって孫の世話をするおばあさんが、「母の日の作文は書かせません」という夫に『安堵しました。』と涙を流していたと話してくれたこともあります。夫は小学生の時に母をなくしました。母は結核で入院していて、お見舞いにも連れて行ってもらえなかったそうです。最後の面会は悲しいものでした。病室の窓に姿を見せたははを、病棟の外から見上げただけ。顔はよく見えなかったと話していました。~~中略~~

母のない子のさびしさは、母のいる人には分からないだろうと言うのです。最近の母の日は、商業ベースにのせられすぎていないか。そんなことを思うのは私だけでしょうか。
*********************

 

「母の日」と「父の日」って、母や父がいるのが前提ですよね。でも、その前提って変だと思いませんか。人はそれぞれ、環境や考え方が違うのに「みんな同じ」とするのは、いかにも日本的だと思います。日本は先進国なのでしょうか??でも、驚いたことに世界各国で「母の日」はあるそうです。日本はアメリカから伝えられたそうです。

「世帯のモデルケース」として、『大人2人と子供2人』って言うのも違和感があります。このモデルケースなら、大きく言えば人口は増えもせず減りもしません。 

 

昔から色々な世帯構成があるのに、「母の日に作文を書きましょう」って言うのは、「学校のイジメ」と言っても良いと思います。投書のような環境のおばあさんと孫は、母の日がとても苦しいでしょう。

 

思うんですが、「母の日」っていう名前がイマイチですよね。
名前を変えて『感謝の日』にするば良いと思います。

*日付を確認してみましょう*
母の日 ~ 5月の第2日曜日 
父の日 ~ 6月の第3日曜日

敬老の日  9月の第3月曜日 祝日法第2条「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としている

こどもの日 5月5日 1948年に制定 祝日法2条によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨である。

 

【結論 】

確かに、母と父に感謝するのは分かりますが、
5月の第2日曜日は、年上の人に感謝する日
6月の第3日曜日は、同い年や年下の人に感謝する日
って言う感じでも良いと思いますが、みなさんどうでしょうか。

 

お役に立てたら幸いです。