種ヶ島

いろいろなエッセイを書いてます。

読書感想文 書き方のマニュアルは必要です。賛成です。#1


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そもそも、読書感想文の書き方が分からないので、マニュアルから始まるのは良いと思います。

 

読書感想文のマニュアルは必要

朝日新聞 マニュアル論争

 2016-09-02 金曜日 27面

読書感想文 マニュアル論争

読書感想文に関するトピックス:朝日新聞デジタル

読書感想文マニュアル配布に賛成です、読書苦手な子供が救われる - ポジ熊の人生記

 

2016-08月頃から少し話題になっているようですが、朝日新聞に出ていました。

 

マニュアルには賛成です。

よく考えれば、題名についての『自分の考え』や『思ったこと』を書いているので、読書感想文ってブログと同じですね。
結局、小論文と大きな違いはありません。

 

読書感想文は、夏休みの宿題として出てきますが、

『書き方を習っていません。』
書き方が分からないので、当然、書けませんし嫌いになります。読書感想文が好きな人は少ない原因ではないでしょうか。

 

習って無いので、「マニュアルがある事」に何が問題なのでしょうか?
NHK Eテレの番組で、小論文の書き方をやっていますし、高校や予備校では対策を行っています。
小学生は『ダメ』と言う理由が分かりません。

 

子供は大人の真似をして成長します。新人はベテランの、弟子は師匠の仕事を真似して、更に言えば『仕事を盗んでなんぼ』とも言います。

 

また、ISO9001では、新人であってもマニュアルを見れば、誰に聞かなくても操作や作業がでるようにすると言うものです。

 

ますば、カタチから

形から入ることで、やり方が分かって、更に好きになるきっかけになれば良い訳です。


身に付かない?画一化?個性が無い?
まず、読書感想文が書けなければ、『身に付かない』とか『個性』とか言う以前の問題です。

 

個性はどこから出るのでしょう。
基礎ができてないが人にオリジナリティもなにも無いでしょう。

 ・園芸家の假屋崎省吾さん

 ・書道家の武田双雲さん

基本ができてこその個性ではないでしょうか。

 

例えば、春、夏、冬の長期休みなど、年数回ほど読書感想文を宿題にして、過去の感想文をファイルに保存する事で、過去の作品を復習でき、それを踏まえて新しい感想文を書けば良いと思います。(先生の負担が増えてしまいますが…)

いわゆるPDCAサイクル(実行→修正→計画→実行→修正→の繰り返し)で

、6年生(または中学3年生)になる頃には、かなり上手になると思います。

 

読書感想文のマニュアルに反対する理由が見つかりません。

  

個性は要らない

読書感想文や小論文は、《《論理的に考えるための訓練》》なので、個性は必要ありません。読書感想文や小論文の「個性」とは、どういうものなんでしょう?

 

1・朝日新聞 26面に追加記事が出てます。

2016-09-23(金)  

---マニュアルに賛成---

国語教室を開いている川戸さんが、『型に沿って書けば、形の上では画一的に感じられるかもしれないが、子どもが本を読み、自力で書き上げたなら、まずそれを評価していくことが大切。それを出発点にして、書き方の工夫をしていけばいい』と言っています。

 

---マニュアルに反対---

『課題を表面的に処理し、形だけの整った文章を書く習慣をつくってしまい弊害がある』

『目先の要求に負けてマニュアル化して済ませようとする現代教育に通底する問題ではないか』と感じた。感想文のマニュアルは必要ないが、子どもたちに「書き方」を教えることは大切だと思う。

また、感想文を課すこと自体に反対という意見が載っています。

 

2・形から入ればイイです

読書感想文なり作文や日記などの書く楽しさを見つけることが大切でしょう。先生が教えることが間に合ってないので、マニュアルで補えばイイです。

 

【マニュアルではなく、子どもたちに「書き方」を教える】と書いてありますが、それがマニュアルですよね。教えられたことをノートに書きます。ノートを見て読書感想文を書きます。結局、そのノートが、いわゆるマニュアルになります。

 

また、感想文自体を反対とのことですが、感想文は論理的思考を身につける為の訓練だと思います。必ず論理的思考が必要とは言いませんが、ある程度は、順序よく話すことができないと、社会にでて相手にされません。

できるだけ、論理的に順序よく話すことが重要です。

 

論理的 ~ きちんと筋道を立てて考えるさま。「―に説明する」「―な頭脳の持ち主」

 

3・読書感想文に個性はいりません

そもそも、読書感想文や小論文は、論理的思考の練習なので個性は必要ありません。個性が必要なのは、小説家、書道家、園芸家、などのいわゆる作家という人たちです。

『作ること』を生業としている人は、個性が必要な場合が多いと思いますが、多くの人たちは、作家にはなりません。


なぜ、個性がいらないかと言うと、学生が書く読書感想文、小論文、レポート、卒論の全てが訓練(練習)だからです。


訓練に個性は必要ありません。基礎を身につける為に、同じことを何回も何回も繰り返えすことが大事です。


4・では本番は、いつなのでしょうか?

本番は、人と会話をする時や、議論(相談)する時や、会社で報告書を書く時などです。

練習で、論理的に考えることを身につけなければ、本番で話しを聞いてもらえません。

 

5・しかも、会社の報告書にも書き方があります

そして、相談する時も、報告書を書く時も、実はパターンがあるのです。

聞いてもらえる話し方や、分かりやすい報告書など、書き方(書式~公式の文書の、定まった書き方)がありますので、個性は必要ありません。
おそらく個性的な報告書は、書き直しを指示されるでしょう。

  

ちなみに、仕事は『 型』にハメた方が早いです。

そして、型にハメたところで、+アイデアがあることで個性が出ると思います。

 

 

お役に立てたら幸いです。