種ヶ島

いろいろなエッセイを書いてます。

ウナギの蒲焼きが高騰の理由は? シラスウナギが減少?


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何故、ウナギの蒲焼きが高騰するのか?

ウナギの乱獲が原因ですよね

 ウナギの漁獲量で
1960年頃 3000トン
【50年経過】
2011年頃 230トン
一桁少なく、1/10です。

子供のシラスウナギを大量に捕獲して、養殖して出荷します。天然のウナギは、捕獲されたり環境悪化で生息地が無くなります。子供も親も居なくなれば子孫が繁栄できる訳がありません。。。シラスウナギが減少すれば、養殖数も減ってウナギの価格が上がります。

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秋田のハタハタも一時期は漁獲量が激減しましたが、漁獲量を制限することで生息数が回復してきたそうです。根こそぎ取ったら、絶滅危惧種になりますよね。

1991年平成3年の漁獲量は70トンと過去最低を記録した。翌1992年(平成4年)9月から自主的に3年間の全面禁漁を行った。漁獲解禁後も県独自の漁獲可能量制の導入などの厳しい管理を行ったことで、2008年平成20年には2938トンまで回復させた。
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ウナギの生体

ニホンウナギは、日本の川や内湾沿岸に住んでいます。東アジア~台湾、朝鮮、ベトナム、中国にも居ますけど。ニホンウナギの産卵は、グアムの西のマリアナ諸島周辺で一匹当たり100~300万粒ほど産卵して、メスのウナギは、産卵後は死滅すると言われています。

 

この産卵数ですが、比較的に多い部類に入ります。
マンボウ 3億ほど
ウナギ 200万ほど★
ブリ 150万ほど
フナ 9万ほど
イワシ 4万ほど
サケ 3000ほど

 

これは、成魚になる確率が低いので、産卵数でカバーするわけですね。そして、この稚魚(シラスウナギ)が日本の河口に戻ってきます。この稚魚を人間が捕獲すれば、成魚の数は激減するのは当然ですよね。

シラスウナギの漁獲量
1960年頃 200トン
【43年経過】
2003年  15トン

こちらも1/10です。

 

環境破壊として河口堰やダム、沿岸開発も言われています。なんと、日本に来たウナギは死滅回遊魚と言う話しもあります。(死滅回遊魚とは、回遊先の海域で生存や繁殖ができずに死滅してしまう魚です)なかなか、?謎?が多い魚です。


ちなみに、蒲焼き、シラスウナギ、ウナギの輸入は
韓国、中国、台湾、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、フランス、デンマーク、マダガスカルと世界各地からとなっています。

 

ウナギの雌雄は成長途中で決まるので、養殖ウナギの多くはオスのなりますが、少ないですがメスにもなるので、メスは放流すれば良いと思います。養殖業者にウナギの放流を義務付ければ、かなり改善できるのではないでしょうか。最近は、完全養殖の技術も進歩してきましたが、まだまだ量産は難しいのが現実です。


稚魚(シラスウナギ)の捕りすぎは良くないですよね、これからも食べれるようにウナギの成魚を放流して、ウナギが絶滅しないように協力が必要です。

 

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静岡県水産技術研究所 浜名湖分場
分かり易いです

静岡県/水産技術研究所/浜名湖分場/普及のひろば/ウナギのページ/ウナギあれこれ

独立行政法人 水産総合研究センター

ニホンウナギの資源状態について

https://www.fra.affrc.go.jp/unagi/unagi_shigen.pdf

 

↓長いですが…

http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/040301/files/2014030500018/2014030500018_www_pref_kochi_lg_jp_uploaded_attachment_111288.pdf

 

お役に立てたら幸いです。