種ヶ島

いろいろなエッセイを書いてます。

余った食品の廃棄とリサイクル


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廃棄食品を配合飼料にリサイクと言うけれど…

 

廃棄食品を減らす事が大事

廃棄食品が出ないようにする事が大事だと思います。私達は、棚 に並んでいる順(古い順)に購入しましょう。

冷蔵庫もありますし、スーパーもどこにでも有りますし、営業時間も長いです。

 

売れ残った食品は、当然、廃棄されます。廃棄食品はお店の負担になるので、その分は価格に上乗せされます。廃棄食品が減れば価格が下がるでしょう。

 

セブン―イレブン、廃棄食品を配合飼料に。養鶏などで循環型リサイクル

 セブン―イレブンは、売れ残った食品を飼料を使って生産した鶏卵をチルド弁当の材料にするそうです。 

ん~ 言ってる意味は分かるけど、

【【廃棄食品を減らす方が大事でしょ。】】

 

それに、オーナーが食品を仕入れて、それを廃棄するから、原価(仕入れ代)がオーナーの負担になります。

 

リサイクルよりも、見切り販売で良いと思います

わざわざリサイクするよりは、売り切った方が一番コストが低いはずです。値引きしても売り切れば、お店の利益になりますし、余ったお弁当を回収するコストは全くかかりません。最近(2016-08)、お弁当ではありませんが、お菓子などを値下げ販売しているコンビニを見るようになりました。

 

賞味期限に近い食品を値下げ販売すると『新鮮な食品を販売してない』などと消費者に受け取られ、セブン-イレブンのブランドは下がると言いますが、そんな事でセブン-イレブンのブランドは下がらないと思います。

 

そしたら、世の中のスーパーは、毎日、ブランドイメージが失墜していることになります。

 

お弁当が売り切れでも、誰も死にません。無駄にするよりは、少し足りないくらいでもイイじゃないですか、他の物を買えば済みますし、他の店にば良いのです。

確かに他店で買うと、セブン-イレブンの利益を損ないますが、それにしてもね~

 

確かに販売機会のロスになりますが、食品を廃棄することよりも重要なのでしょうか???

 

セブンの廃棄ロスチャージの特殊性

3個仕入れて、2個売れて、1個は売れ残って廃棄処分する場合

普通は、売れ残りの分も計算して利益が無ければ、ロイヤルティーもゼロのはずです。

 

一方、セブンイレブンでは、『売れたもの』だけで計算するので、

売れている2個の利益にロイヤリティがかかります。

しかし、1個売れ残っているので、その分の仕入れ価格がマイナスです。

そうすると、利益ナシや赤字の場合もあります。

売れ残りが発生すると、経営がかなり厳しいことが想像できます。

 

 

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廃棄食品をリサイクルする方法はアリかも?

セブンイレブンは

『お弁当の廃棄ロス』を減らすよりも

『販売のチャンスロス』を無くそうとしてます。

(お弁当が無くて買ってもらえないと売上げが減る)

ですので、どうしても廃棄食品が出ます。

  

食品廃棄とは、極論、

【『埋める』か『燃やす』かなので、もったいないのでリサイクルしましょう】

というわけで、廃棄食品はリサイクルを進めましょうという話しになっています。

  :食品リサイクル法関連:農林水産省

 

廃棄食品が、全てリサイクル飼料100%になる訳ではありません。

お弁当には、【脂肪分や塩分、粗タンパク質】が多いので、従来の穀物飼料に3割ほど混ぜてリサイクル飼料にします。

昔、ブタは人間の食べ残しもエサとしていたので、良い方法だと思います。

 

食品リサイクル 課題 小さなゴミ

廃棄食品を飼料にリサイクルするには、爪楊枝やの小さなゴミ(プラゴミ含む)を除く必要があり、これがお弁当やレストランなどから出る廃棄食品のリサイクルが進みにくい理由です。

 

このあたりは、お弁当であればリサイクルを前提に包装方法を考えれば、解決できると思います。それでも全てを機械化するのは難しく、最初の選別に手作業は必要です。

一般廃棄物 — 株式会社 環境エイジェンシー

 

実際にセブンイレブンなど各社がリサイクルしているので、解決しているはずです、異物が入った飼料を家畜のエサにするはずがありません。家畜に健康被害があれば、コンビニ各社の責任となって損失になってしまいます。

 

『プラスチック等含有の飼料で育った豚鶏肉使用の恐れ』という記事がありますが、どうしても納得ができません。

 

食品リサイクル 課題 食品添加物や環境ホルモンなどの濃縮 

環境省_内分泌かく乱作用とは [Official ED Website]

また、廃棄食品をリサイクルして作った飼料を養鶏農場で使い、生産した鶏卵をチルド弁当の材料にすると食品添加物が濃縮されて、それを人が食べると健康被害が起こるという意見もあります。

 

情報が見つかりませんでしたが、食品添加物に添加量は規制されていまので、

一般的に考えて、生産した鶏卵の安全性は、分析して確認しているはずです。

(規格が適正かどうかの議論はあると思いますが)

 

それに、大量に食品添加物が使用され始めたのは、おそらく明治(1868年)以降で、何度か重大な事件があったので規制が強化されました。1980年頃からは大きな問題は少なくなり、多くの食品に使われています。

 

それから40年ほど経っていますが、今のところは大きな問題は目に見てないと思います。もちろん、だから『大丈夫』とは言い切れませんが、安全の範囲である可能性は高いと思います。

 

スーパーに、食品添加物を使ってない食品は有るのでしょうか??? 惣菜、インスト食品、冷凍食品、他の食品など、これらの食品を、毎日、食べているのに、

今回のコンビニ弁当(食材)だけを一方的に取り上げるのは、違和感があります。

 

添加物が無いと思われるのは、加工してない野菜、魚、肉、だと思います。

缶詰やパックの野菜、魚、肉には食品添加物が、ほぼ入っています。

 

お弁当をリサイクルして飼料にする方法は、経済活動を停滞させることなく、廃棄食品を減らす方法かもしれません。

 

食品廃棄物の養豚飼料としての利用~農研機構

 

 廃棄食品の量について

日本の平成22度(2010年度)の廃棄食品は

2,086万トン(農林水産省)

食品製造業 1715万トン

食品卸売業   22万トン 

食品小売業  119万トン

外食産業   229万トン

 

年間2086万トン

これは、7000万人が1年間食べていける量です。

人口で言うと

イタリア 6100万人

イギリス 6200万人

スペイン 4600万人

ドイツ  8100万人

フランス 6600万人

オランダ 1700万人

 

この国は、どれだけ廃棄食品を出しているのだろうか?

 

廃棄食品とリサイクルについて

廃棄食品は、年間2086万トン

それでも、この全てが廃棄食品になるわけではありません。

各業種で、『再生利用』の目標があり、食品製造業では目標の94%を達成しています。それでも廃棄食品は合計355万トン 合計1200万人が1年間食べていける量になります。

食品製造業  67万トン

食品卸売業  11万トン

食品小売業  80万トン

外食産業  197万トン

 

食品小売業と外食産業の廃棄食品が多いのは、再生するコストがかかるからです。フィルム、おかずカップ、爪楊枝、割り箸などが残らないように分別してからでないと、リサイクルできないからです。

 

そんな中での、セブンイレブンの廃棄食品のリサイクルは、努力している方と言えるかもしれません。

 

家庭の食品ロスも、ときどき話題にのぼりますね。

私達も廃棄食品が出ないように気をつけたいものです。

冷蔵庫にあるのに買ってきたり、使わずに腐れせてしまったりともったいないですね。

 

 

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お役に立てたら幸いです。